タグ別アーカイブ: PharmDプログラム

夢を叶えるため他人に伝える勇気: 志望動機と自己表現の中のレジリエンス

みなさんは自分のことを表現することが好きですか。自分自身を分析できていますか。就職活動などでは積極的にアピールが必要でしょうから、内定を勝ち取る新卒のひとたちは自分を良く研究し強み・弱み・特技などクリアに説明できるでしょう。

わたしはこどもの頃から他人を観察する傍観者でした。自分自身を表現しなくても特別困ることもなかったです。 続きを読む

薬学科、薬科学科?:アメリカの薬剤師とPhD

今回の話題は、日本の薬学部・薬学科および薬科学科、アメリカの薬剤師の道PharmDプログラムと薬剤師見学体験談、そしてわたしが薬学PhDプログラムに進んだ経緯です。

日本の薬学部薬学科が6年制になって早9年目になるんですね。薬学部をめざすひとは、薬剤師の資格が取れない4年制の薬科学科と2つの進路があって迷うことがあるようです。 続きを読む

アメリカで求められる力:アサーティブネス

この週末に公園で娘を遊ばせていると4歳半の女の子が私に話しかけてきました。自己紹介のあと「Are you smart?」と聞いてきます。「I don’t know. How about you?」と聞き返すと「I am super smart like a super hero!」と自信たっぷりに答えました。

この女の子は自分のことを「超かしこい」と表現しています。日米の女性における自信の違いは、もう幼少の時点で勝負ありやなと思ってしまいました。ちなみに、一番気に入っているスーパーヒーローはワンダーウーマン(Wonder Woman)だそうです。 続きを読む

米国のボランティア活動についての考察

ボストンでのボランティア経験を先日の投稿で書きました。今回はアメリカ人のボランティアに対する考え方について考察します。

前置きとして、私は3年前までPharmDプログラムへの進学を目指していました。PhDプログラムもそうですがPharmDプログラムは特にアメリカ人が優先的に合格する厳しい出願要件があり、自分が要件を満たせる学校一校のみ受験しました。一次審査が通り面接に呼ばれましたが、その年採用の新方式面接MMI(Multiple Mini Interview)で見事に不合格。その後の方向性について2ヶ月ほど悩みました。

PharmD再受験か、PhDに方向転換するか。前者だと、前回からの改善点を示す必要があり、ハードルはさらに高くなります。自分の出願パッケージ中の弱点は、Extracurricularという項目だと思っていました。これは平たく言えば、学校外でどれだけ活動し、リーダーシップを発揮したかと評価されるもので、ボランティア活動を中心に問われます続きを読む