1年目秋セメスターを総括


さて、薬物動態の授業では、課題を毎週採点するのはもちろんでしたが、この講座のメインといえる最終課題を採点する仕事は、辛かったです。他の二人のTAは2年目、3年目のPhD課程の学生ですが、ハードワーキングな彼らも、辛がっていました。

この最終課題は学生各自がジャーナルの論文を一つ探してきて、その論文の内容を授業で習った薬物動態の知識を応用してレポートを書くというものです。

採点するTAにとっては、3人で手分けすると40人分のレポートを採点することになります。40人分のレポート、すべて違う論文に関するレポートなので、まず選ばれた論文の内容を理解し、学生が薬物動態の知識をどのレベルで応用しているか見て、間違った記述にはコメントを書いてあげます。

自分自身の期末試験も迫るなか、週末に採点の仕事が重なりました。なので、その週末は試験勉強するかわりに、丸3日間、朝から深夜まで採点し続けました。次から次へと違う論文を40報、読まなくてはならないので、頭の切り替えと内容の理解がまず大変です。また、3日間採点し続けると、自分の中での採点の基準がぶれてしまうこともあり、4日目にその微調整も必要で、更に手間がかかります。

採点をしている間にも、他の仕事も入ってくるのも辛い。大変としか言いようがないのですが、お給料を貰っているので仕方ないですよね。

「心血管疾患と薬物療法」の仕事量はこれより少ないですが、違う大変さがありました。この授業では通常の講義に加え、シミュレーションの授業があり、約120人の学生がグループに分かれて実習します。TAはファシリテーターの仕事をすることになっていました。

わたしは生物統計の仕事をしてきたため、シミュレーションと聞いて、コンピュータでのプログラミングの話と勘違いしていました。つまり、薬物動態的なものと思いこんでしまって、循環器系の授業でもコンピュータでのシミュレーションを沢山するのね、投与量の調整がとっても大事な、ぐらいに。


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