が、ここでも新しく色々学ばせてもらいました。CRISPRとか、鎌状赤血球症とか。
メンバーがわたし以外、男の子たちだったのですが、違和感無くコミュニケーションするところは、やはりわたしの頭は男性脳なんだろうなと思いました。
ちなみにですが、トランスレーショナル・リサーチというと、ベンチからベッドサイドまでの、つまり、動物実験からのデータを如何に臨床のステージへ持っていくか考えるサイエンスだと思っていました。
それこそがチャレンジングでエキサイティングで、つまり私の専攻である、臨床薬学の分野になると思っていました。
しかし、違っていました。
ベンチからベッドサイドっていうのは、トランスレーショナル・リサーチのステージの中でも、T1と呼ばれる段階だそうで、そのあと、T2からT4まであるらしい。最終的には、基礎研究が医療に応用され、エビデンスを集め、政策に反映させ、広く全米に行き渡る新スタンダードになるところまで、目指すのだそう。
かれこれ、10年以上、生物統計にどっぷり使っていたので、製薬関連は浦島太郎状態なので、色々な知識が古く、ここ博士課程で、知識を更新しつつあるのですが。
臨床試験では、Phase IからPhase IVまであって、トランスレーショナル・リサーチでT1からT4まであるのかー。
ある一頃、日本の医療政策専門の方と論文を執筆したことがありますが、そういうの思い出すとき、アメリカでのT1以外の意義が、いまいち良くわからないです。