1年目春セメスターを総括


「薬剤疫学」の授業は、新しいことを習ったのはありがたかったですが、この分野は、あまりもう関わらなくて良いかも、という再認識させてもらったかも。自分のバックグラウンドからしても、早期臨床試験、Phase I, II, 薬物動態試験あたりが合ってると思います。

しかし、この授業を通して、更に驚いたことは、最近、この辺り、ペンシルバニア州の薬剤師の資格を持つものは、なんと薬の処方箋を書くことができるようになったというんですよ。ただし、老人介護福祉施設 (Nursing home)に限定されています。

そのまえから、ナース・プラクティショナーという上級ナースは、普通に処方箋書きますし、そういうアメリカのクリニシャンたちと比較すると、最近日本で言われてきている、かかりつけ薬剤師、というのはなんなんでしょうか。

訪問で薬の整理を致しますという記事を目にするのですが、大丈夫でしょうか。6年制で身につけた専門知識はフルで生かされるのでしょうか。心配です。

「トランスレーショナル・リサーチ」という授業は、グループワークが中心。コースの最終課題は、今後10年で劇的に医療環境を変えるようなトランスレーショナル・リサーチを提案すること(プレゼンとレポート)。このコースは、薬学だけでなく、医学、公衆衛生、看護専門のひとにも、開講されたコースなので、グループのメンバーのバックグラウンドも色々です。

わたしのグループは、自分以外に、PharmDの学生がふたり、レジデントとして働いている小児科の医師がひとり。

立案したプロジェクトは、遺伝子治療。

全然、薬学と違う。


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