仕事をした研究者の中には、「スコープ」を意に介さない様子で、「数打ちゃ当たる」みたいに論文投稿をするひともいて、結果はやはり論文がリジェクトされることが多い。そうなると、私の統計部分の仕事も無駄になりますし、本当に研究が大事なのだろうか良く分からなくなってしまいます。
一緒に仕事をすれば研究者にも研究自体にも情が出てきます。しかし、割くことのできる時間も限られているので、所属の変更もあって途中で降ろさせてもらうこともありました。改めて考えても、この決断は正ししかった気がします。
今回の記事では、一流科学誌と言えばの話、論文投稿のプロセスと、重要と思われる論文執筆のポイント二つを挙げてみました。
私にとって一番大切な論文は、やはり博士論文が載った生物統計の専門誌のもの。今後、薬学で研究に取り組みますが、ネイチャーとかサイエンスとか狙うことは限りなくゼロに近いでしょう。そういう超有名科学誌でなくとも、スコープに合致した(これが肝心)科学誌に、もう一つ一番大切と言えるような論文を書くことを目標にがんばろうと思っているところです。