有名科学誌「ネイチャー」と「サイエンス」に関連し、論文執筆について思うこと


つぎに、二つ目の論文執筆に関する気づきは、研究者(著者)が科学誌の「スコープ」を驚くほど気に留めていないこと。

ちなみに、スコープ (scope)とは、aim やpurpose (目的)と同義語なので、「学術雑誌発行の趣旨」といえば良いでしょうか。

英文校正会社エナゴのブログの「査読されない論文とは」という記事にもありますが、スコープを気にしないのは良くないこと、問題でしょう。言い換えると、無駄な努力をすることになる危険性が高いので、科学誌のスコープは「よく読んで」戦略を立ててから論文を書くのが良いと思います。

科学誌のスコープがどこに書いてあるかですが、通常科学誌のホームページで「About ○○ (科学誌名)」とか「For authors (著者のみなさんへ)」という階層の下に入っていることが多いと思います。

が、ネイチャーとサイエンスのスコープをネット上で探すのは少し手間取りました。サイエンスに至っては、サイエンス自体のスコープをウェブ上で見つけることができなかったのですが、これはウェブ上でサイン・インすれば閲覧できるのでしょうか(勘違いだったらすみません)。

参考に、ネイチャー、サイエンス・アドバンス、セルの各スコープのリンクを下記にリストしておきます。「サイエンス・アドバンス」はサイエンスから派生したオンライン上のオープン・アクセス誌ということなので、スコープの内容もサイエンスと近いことでしょう。

また以下のように、自分の論文が科学誌のスコープに合うかどうか調べることのできるサイトまであるんですね。


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