Analytical Writing対策
I. 出題別テンプレートづくり
ライティングは2種類(Analysis of an Issue, Analysis of an Argument)が出題され、各々30分ずつ時間が与えられます。
お題(Prompt)を読み、自分の意見・主張を事例つきで考え、文法に気をつけながら高度な英語で分かりやすく書くには、与えられた時間が大変短いです。そこで、あらかじめ問題2種類に対応した、文章のテンプレートを作っておくことは大変重要です。テンプレートとは、「英語論文でのデベロプメントの重要性」の記事にあるように、文章構成の型です。つまり、型を用意しておきます。
- Youtubeビデオを見る。— Issue Essayには、つぎの二つのビデオを参照します。
Argument Essayには、つぎの二つのビデオを参照します。
前者は1:48からのスライドが特に役立ちます。後者のビデオでは冒頭で、0:15より”It’s crucial that you develop an essay template for each essay type.”とテンプレート作成の重要性を指摘していますね。
- ノートに作成しアップデートする。— ノートやWordファイルにテンプレートを書き出ます。ライティング練習をする毎に、テンプレートが実際使えたか点検し、修正が必要であればアップデートして自分に合ったテンプレートを作っていきます。
II. ライティング実践練習
- 1日2題(Issue と Argument から各1題)エッセイを書く。–可能ならば、毎日エッセイを書くべきです。ETSのサイトに非常に多くの過去問があるので(Pool of Issue Topics, Pool of Argument Topics)、順々にこなしていきます。
- 実践のコツ。— 過去問を全て解くのは無理なので、30問ぐらいに絞り1回目は時間を計らず、2回目は30分以内に書いてみます。30分以内に考えがまとまらずエッセイが書けなかったときは、苦手なトピックだったことを意味するので3回目に挑戦します。なお、30問程度に絞るときに、似たような過去問を整理して重複しないようにします。少し骨の折れる作業ですが、出題傾向がわかって必ず役立ちます。
- アイデアの生み出し方。— Issueエッセイが書けないのは、自分の意見が具体的アイデアで示せないときでしょう。苦手なエッセイのお題は、トピックに関わる分野のニュースや本を読み、アイデアを蓄積する必要があります。それでもアイデアが浮かばないというときは、つぎのYoutubeビデオがヒントになりました(スピードが遅くダルいビデオですが、内容は良いです!短いですし)。
- 先生(チューター)を見つけよう。— 共通して行ったことので書きましたが、GREのライティング対策だけは、英語が母国語のひとに添削してもらいフィードバックを受けることが大切です。その先生は、ライティングが得意なひとでなければなりません。是非、チューターにもGREのスコアリング・ガイド(Issue Essayのガイド、Analyticalのガイド)を熟読してもらい、本番に沿った形で採点してもらいましょう。
- ETSの採点サービスを利用する。— 2つのエッセイの採点で20ドルも掛かってしまうサービスですが、ETSの公式オンラインサービスScoreItNow!™ を利用し、本番さながらの採点を受けることができます。自分が一番良く書けたと思うIssueとArgumentエッセイ1つずつを採点してもらって目安にするのも良いでしょう。
- エッセイの見本。— ETSの公式サイトで、Issue Essayのサンプル、Argument Essayのサンプルを得点ごとに示してあります。また、わたしはGRE Analytical Writing: Solutions to the Real Essay Topics (Test Prep Series) というエッセイサンプル集も購入しました。少し読んだだけですが、お題に対して意見を具体化できないとき参考になり、お守りのように持っておくと安心です。