貧困問題:営業時間短縮かチップ制で改善?


おもてなしサービスの気遣いは、アメリカだったらお金を払っても出てこない素晴らしいレベルのものであることが多く、それは日本人自身が誇りにしていることです。しかし、誇りの悪いところは普遍的でないところ。その誇りは、外国人からみるとつまらないことなのかも。

つまり、他人に褒められることが大切で、逆に褒められないと自信が持てない、そういうことが至上の価値となると危ういです。

分かりやすく対比した例を挙げると、アメリカ人は褒められることを期待して他人に何かをしてあげるということがなさそうです。「米国のボランティア活動についての考察」で書いたように、「○○をする、そんな自分がカッコいい」と初めから自信に溢れているひとが多いので、相手が満足するまでサービスできるかどうかは大事ではない、そんな気がします。褒められなくても気にしないでしょう。

そのような態度は相手にとっては困りますけど、他人と同じぐらい自分も大事にする態度は貧困問題を解決する助けになるかもしれません。消費生活を見直し深夜営業をできるだけ止めるか、サービス業にチップを支払うことが、そういう意味で理にかなっていると思います。お金は普遍的な価値があるんですよね。

チップ制に抵抗感があるひとも、既に日本でも高給旅館ではおかみに「心づけ」と礼金を渡す習慣があるのですから、そのような習慣を「チップ」として広く浅く社会に根付かせるという見方はできるでしょう。

それに、日本では規制緩和で深夜営業が促進されるようなので、深夜営業の制限は現実に沿わないでしょうね(個人的には規制を強めてむしろ生活を見直すほうが良いと思います)。


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