貧困問題:営業時間短縮かチップ制で改善?


一方、チップのいらないヨーロッパ・オーストリアはどうでしょうか(注:カフェ等ではチップの支払いが必要)。

アメリカではチップが支払われるようなサービスに対して、チップを払う必要がない分、生活の仕方が違います。外食や深夜まで遊びに行くというような日本やアメリカの消費生活をあまり好みません。

家族で過ごすことが大事で、学校の子供も昼食を食べに一時帰宅する子もいますし、お昼休みのため2時までお店が閉まったりします。祝日もお店が休みだったり、祝日も多いです。

みんながこのような感じで、時短労働をしているんですね。時間の短縮分、雇用主は無駄で効率の悪い営業をせずにすみますし、労働者は消費をしない余暇の過ごし方をします。お金によるサービスを求めない生活ですね。

子供が生まれた家庭のお父さんは、今まで以上に家族と一緒に過ごします。先日の「英語力はどれほど重要か」で話題にしたオーストリア人の食事会に参加したときも、子供が小さいので早めに切り上げて帰宅していくひとがいました。わたし以外全員男性(要は夫の同級生たち)でしたが、「それはそうだな、早く帰ったほうがいい。」と周りも男性の育児が自然な態度という感じで理解を示していました。

またよく知られているように税率が高い分、学校教育も無料などのセイフティーネットがあり、色々な面でアメリカと違います。

アメリカ的なサービスへの支払いをもとに回す生活、ヨーロッパ的な家族を大事にしてお金以外のことに価値を見出す生活、日本はどちらでもないですね。

消費が多い物質社会なのでアメリカ寄りですけど、違うところは日本のサービスは格安だと思います。消費者にとってはいいですが、サービス業の労働者は豊かになりませんね。


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