アメリカの救急事情: 新幹線の事件から思い出すこと


昨日の新幹線での焼身自殺のニュース、怖かったですね。高校を卒業して以来、新幹線には大変お世話になっているので、このとき新幹線に乗っていたらという事件の状況を想像すると、緊迫感が襲ってきてなんともいえない気分になります。

この事件でもうひとつ自分の注意を引かれた点は、事件が発生してから新幹線が再開するまでの処理時間の早さです。

 

事件が発生したのが6月30日午前11時30分ごろで、新幹線の一部再開は午後2時15分ごろということは、3時間もかかっていないのですね。

惨事の詳細をニュースで知るごとに乗客の恐怖や苛立ちに同情を感じますが、それでも走っている新幹線の中で起きた二人死亡26人負傷という事件で、3時間以内に新幹線を再開しはじめたというのは、驚異的な速さだと思います。

まず、DMATか何らかの医療関係者が救急出動しなくてはなりませんし、警察の捜査が必要ですし、車両点検などの整備士、ダイヤの調整、関係者への周知、他にも色々わたしの知りえないところで人が動いたのでしょう。乗客同士も助け合って避難していたそうです。

すごい。

これは献身力なんでしょうね。

こうした事故対応における連携が当たり前に素晴らしく機能する国に住んでいると何とも感じないかもしれませんが、わたしは先日、こちらアメリカの救急隊の「急が無さ」を目撃したばかりなので、日米どちらの状況をも不思議にさえ感じます(日本の場合は処理機能の速さという良い意味での不思議さです)。


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