23andMe(遺伝子検査キット)


研究分野(特に癌)ではPGxが1つのファクターとして当たり前に研究されますが、アメリカでは今後、薬剤師がゲノム薬理カウンセラーとしての役割を持つよう期待されているということです。患者側も先輩薬剤師も情報不足でハードルは高いですが、実際すでにサービスを開始しています。

さらに授業では、23andMeよりゲストを迎え、講義も行われました。個人的には、このゲストスピーカーがUCSFのPharmD過程を卒業され、子育てのため10年ほどのブランクの後、23andMe, Inc.の Education program担当としてアメリカ国内を飛び回っているということにも興味深かったです。UCSFのPharmD Programが求めるリーダーシップとはこんな感じなのかーと思ってみてました。

なお、警告レターでお仕置きをくらってしまった23andMe, Inc.ですが、めげるどころか元気にやっているようです。前向きに国の機関NIHや製薬会社と共同研究し、最近2015年2月には初めて、ブルーム症候群(免疫系疾患)に関して遺伝子診断の情報提供をFDAに許可されました

PGxの授業を通して、私が一番大切だと思ったのは、「遺伝子だけでなく、環境、誘引因子の3つがそろって初めて結果が起こるということを肝に銘じること」です。2003年に完了した有名なヒトゲノム計画をリードした、現NIHのディレクターであるフランシス・コリンズ博士は、”Genetics loads the gun and environment pulls the trigger”と述べたそうです。遺伝子診断は確定的なものではないのです。このことを踏まえて確実な知識を臨床応用していけたらいいですね。


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