カテゴリー別アーカイブ: アメリカ大学院

責任の範囲:薬剤師が注射を打つことからの考察

アメリカでは薬剤師が患者に注射を打つことができます。アメリカで生活したことのあるひとは、薬局で予防接種を打ってもらえることに驚いた経験があると思いますが、そうなのです。

注射に限らず、アメリカの薬剤師の責任と裁量の範囲は日本の薬剤師のそれと比べて大きいです。Pharmacist Magazineによるとアメリカの薬剤師は「処方権」というのがあるのですね。”医師から権限の委任を受けて処方を書くことができる”のだそうです。これはすごいですね。もちろん日本では出来ないことです。 続きを読む

夢を叶えるため他人に伝える勇気: 志望動機と自己表現の中のレジリエンス

みなさんは自分のことを表現することが好きですか。自分自身を分析できていますか。就職活動などでは積極的にアピールが必要でしょうから、内定を勝ち取る新卒のひとたちは自分を良く研究し強み・弱み・特技などクリアに説明できるでしょう。

わたしはこどもの頃から他人を観察する傍観者でした。自分自身を表現しなくても特別困ることもなかったです。 続きを読む

薬学科、薬科学科?:アメリカの薬剤師とPhD

今回の話題は、日本の薬学部・薬学科および薬科学科、アメリカの薬剤師の道PharmDプログラムと薬剤師見学体験談、そしてわたしが薬学PhDプログラムに進んだ経緯です。

日本の薬学部薬学科が6年制になって早9年目になるんですね。薬学部をめざすひとは、薬剤師の資格が取れない4年制の薬科学科と2つの進路があって迷うことがあるようです。 続きを読む

効果的プレゼンテーション:欧米プロフェッサーの目

先日ラボ・ミーティングの後に、PhDの学生のディフェンス(博士号取得のための最後の口頭試験)があるというので見に行ってきました。ディフェンスのプロセスのうち、一般公開のプレゼンテーションと質疑応答の部分です。

わたしの感想は、「うーん、眠かった。。。」。

内容は面白かったのです。ですが、 続きを読む

アメリカの大学院出願:GREテスト対策

ズバリ大学院留学のためのGREテスト対策に興味があるひとが多いので、わたしの経験をご紹介します。科目別GREテストもありますが、ここでは一般のGRE試験(the GRE® revised General Test)について。ちなみに、新テストの自己最高スコアは 続きを読む

アメリカで博士号をとる日本人、理系?文系?

今日の話題はアメリカで取得する博士号、後半部分では理系・文系の区別を取り上げます。薬学大学院、製薬業界、東大の話もちょこっと触れています。

まず、日本人でアメリカへ留学し、博士号をとるひとは毎年どれほどいるでしょうか。ここでいう博士号とは、MDなどの専門職業的ドクター以外で、PhDとかDScとか”Doctor of” とつく学位のことです。 続きを読む

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